ru-shi’s diary

素敵な勘違いで生きている

宿のおじさんが起きてこないことも楽しめたのに。☆5の感覚も人それぞれだなぁ

20代後半~40くらいまではよく沖縄のいろんなところ(離島へも)へ

趣味のダイビングも兼ねて一人で旅行した。

最初のうちはお友達と旅行をしていたのだけれども、だんだんと仕事の都合や

家庭の事情等で日が合わなくなり、一人で行くようになった。

初めはおそらく不安だったのかもしれないけど、やってみるととても快適で

自由な一人旅がやめられなくなった。

友達はリゾート系のホテルを好み、私は相部屋でもOKの民宿が好き。

今思えばそもそも好みが違うし、いつも私がいいよいいよと折れていた。

苦痛を感じてはないつもりでも、いざ一人で自分の好みの宿に泊まり、好みの時間の使い方を自分で決められる自由さが本当に心地が良くてはまってしまった。

 

特にリゾートにはない不自由さが好きだった。海以外なにもない不自由さ。

相部屋になる女子と気が合えばお友達になるし、

晩御飯は宿のゲスト全員で食べるのでなんとなく仲良くなれるしならなくてもいい。

台風で停電した夜、泡盛を飲みながらのランプを灯してトランプ大会。

スノーケルツアーをお願いしていたのに宿のおじさんが二日酔いでなかなか起きてこないとか

そんなことも「あー沖縄時間だねー」とかってみんなで楽しめた。

ゲストが私一人の時は晩御飯作るのが面倒だから、宿の家族と外食(島の繁華街)へと連れ出されたこともある。行く道中の車の中でマジの親子喧嘩がはじまったり。

それはそれでアットホーム感が面白くて楽しめた。

 

40代前半から三線を習い始めた。だんだんと一人旅から三線仲間との旅へと

変わっていった。お部屋はそれぞれ那覇のビジネスホテルを予約して

夜はみんなで集まり外食、その後はホテルに帰る人もいればそのまま二次会へ行く人もいたりで。そして翌日、昼間はコンクールの予行練習、その翌日本番。残り一日はデープなコザへ。みたいな今までとは違う旅行を何年か楽しんだ。楽しかった。

 

50代で結婚しておっと君とスノーケル旅行に行ったときに

お目当てのホテルの予約がどうしても初日が取れなかったので1泊だけ民宿に泊まった。

 

☆5くらいの勢いなので楽しみにしていたけど....楽しめない。

サービスなのか?宿の人が夕食の最中ずーとずーと話しかけてくる。

お料理美味しそうだから食べたいのにマシンガントークで話してくるので相槌を打つのに必死で堪能できない。

優しいおっと君も最初は頑張って聞いていたけど、疲れたのかもうひたすら食べている。それでも宿の人は自分の身の上話を楽しそうに話している。

やっと違うお客様のところへ行ってくれたので私もその間に必死で食べる。

なんだか疲れて部屋に戻ろうとすると、えっ?もう戻るの?飲まないの?的な

雰囲気が他のゲストさんや宿の方からかもし出される。

部屋に戻っても民宿なので大騒ぎしている声は部屋まで聞こえる。

しばらくしたら、懐中電灯を貸すので夜の海をみんなで見に行きませんか?

とドア越しに誘われ、丁重にお断りしたら気のせいかちょっと気を悪くされたような

雰囲気に感じられた。

 

☆5の内容は、「和気あいあい」「アットホーム」「家庭的」が圧倒的に多く

それはそれで素敵なんだけどね。きっと私がもう昔みたいにそれを

楽しめなくなったんだ。

 

旅行先で「不自由さ」や「和気あいあい」や「アットホーム」は

若いうちは楽しめたのになぁと懐かしく思うと同時に

この歳になると会話は楽しみたいけどある程度の距離感は絶対必要になってきたなぁと思う。

そして☆5の感覚も人それぞれだなぁと思った。

私も昔なら☆5つけてたなぁ。